徳島で平屋を建てる費用はいくら?
30坪の価格と必要な土地の広さ
徳島で注文住宅をご検討中の皆さま、こんにちは。チケンホームです。
「平屋に憧れているけれど、実際いくらかかるのか分からない」というご相談が増えています。平屋は坪単価が高いと言われる一方で、その理由まで説明されることは多くありません。
今回は、徳島で平屋を建てるときの費用を、建物と土地に分けて具体的な数字で整理します。
徳島で延床30坪の平屋を建てるには、建ぺい率60%の土地なら約50坪が必要です。土地代は藍住町で約1,000万円が目安になります。
この記事で分かること
- ・平屋が2階建てより高くなる理由と、その差の目安
- ・延床面積から必要な土地の広さを計算する方法
- ・徳島市・藍住町・北島町・松茂町の土地代の目安
- ・平屋の建築費を抑える具体的な方法
平屋を選ぶ人は10年で倍増しています
まず前提として、平屋は一部の人の憧れではなく、はっきりとした潮流になっています。
国土交通省の建築着工統計によると、全国の平屋の着工戸数は2013年度の37,248戸から2023年度は58,154戸へと、10年で約1.6倍に増えました。専用住宅に占める平屋の割合も、7.4%から15.4%へと倍増しています。
7軒に1軒が平屋という時代になっているわけです。ワンフロアで生活が完結する暮らしやすさと、階段のない安心感が評価されています。

平屋は2階建てより高い?その理由と差の目安
「平屋は割高」とよく言われます。これは事実ですが、同じ延床面積で比べた場合の話です。
高くなる3つの理由
1. 屋根と基礎の面積が増える
延床30坪の家を考えてみてください。2階建てなら1階15坪・2階15坪なので、屋根も基礎も15坪分で済みます。ところが平屋は30坪すべてが1階なので、屋根も基礎も2倍の面積が必要になります。
家づくりのなかで屋根と基礎は単価の高い部分です。ここが2倍になるのが、平屋が割高になる最大の理由です。
2. 給排水の配管が横に伸びる
2階建ては水回りを上下に重ねられますが、平屋は横に配置するため配管の距離が長くなります。
3. 外構の面積が増える
建物が敷地に広く接するため、庭やアプローチ、フェンスなどの外構工事も面積が増えます。
差はどれくらい?
情報源によって幅がありますが、同じ延床面積で概ね5〜20%高いというのが実際のところです。「1〜2割高」とする資料もあれば「5〜10%程度」とする建築士監修の記事もあり、仕様や形状によって変わります。
なお、平屋の坪単価に関する公的な統計は存在しません。住宅金融支援機構のフラット35利用者調査にも平屋という区分はないため、「平屋の相場は◯◯万円」と断言している情報は、その会社の実績値だと理解しておくのが安全です。
見落としがちなのは土地の広さです
平屋の費用を考えるとき、建物より土地のほうが差が出ます。
必要な土地の広さは、こう計算します
必要な敷地面積 = 延床面積 ÷ 建ぺい率
建ぺい率とは、敷地に対して建物が占められる面積の上限です。徳島県内の住宅地では50%か60%のエリアが多くなっています。
| 延床面積 | 建ぺい率60% | 建ぺい率50% | 建ぺい率40% |
|---|---|---|---|
| 25坪 | 約42坪 | 50坪 | 約63坪 |
| 30坪 | 50坪 | 60坪 | 75坪 |
| 35坪 | 約58坪 | 70坪 | 約88坪 |
| 40坪 | 約67坪 | 80坪 | 100坪 |
同じ30坪の家でも、2階建てなら25坪の土地で建てられますが、平屋には50坪必要です。 ここが平屋の資金計画で最も大きな分かれ目になります。
さらに実際には、駐車場・庭・隣地との距離が必要なので、上の表より少し余裕を見ておく必要があります。
徳島の土地代で試算するといくら?
では、徳島で実際にいくらかかるのか。2026年の公示地価(住宅地)をもとに見てみます。
| エリア | 1㎡あたり | 坪単価の目安 |
|---|---|---|
| 徳島市 | 92,400円 | 約30.5万円 |
| 藍住町 | 60,800円 | 約20.1万円 |
| 北島町 | 48,600円 | 約16.1万円 |
| 松茂町 | 35,800円 | 約11.8万円 |
| 徳島県平均 | 48,300円 | 約16.0万円 |
延床30坪の平屋を建てる場合(建ぺい率60%・土地50坪)
| エリア | 土地代の目安 |
|---|---|
| 徳島市 | 約1,525万円 |
| 藍住町 | 約1,005万円 |
| 北島町 | 約805万円 |
| 松茂町 | 約590万円 |
同じ平屋でも、徳島市と松茂町では土地代が900万円以上変わります。 この差は建物の仕様に換算すると相当なものです。
平屋を検討する際は、建物のプランより先に「どのエリアなら平屋が成立するか」を考えたほうが、現実的な計画になります。
※上記は公示地価の平均値をもとにした目安です。同じ町内でも駅や幹線道路からの距離で大きく変わります。
平屋の建築費を抑える4つの方法
土地の条件が決まったら、次は建物です。平屋には費用を抑えるポイントがあります。
1. 建物の形を四角に近づける
L字型やコの字型は見た目に変化が出ますが、外壁の面積が増えて費用が上がります。 正方形に近い形にするだけで、外壁面積が1割程度減ることもあります。
2. 水回りを1か所に集める
キッチン・洗面・浴室・トイレを近くにまとめると、配管の距離が短くなります。平屋は配管が横に伸びやすいので、2階建て以上に効果があります。
3. 窓の数を見直す
窓は1か所あたり10万円前後かかります。「なんとなく付けた窓」を数か所減らすだけで、数十万円の差になります。採光と通風に必要な窓を残し、それ以外を絞るのが基本です。
4. 屋根の形をシンプルにする
屋根の形状は費用に直結します。詳しくは次回の記事で解説しますが、寄棟屋根は四方に勾配があるぶん、材料費と板金工事が増えます。
平屋と2階建て、どちらが総額で安いのか
ここまでを整理すると、こうなります。
| 平屋 | 2階建て | |
|---|---|---|
| 建物(同じ延床30坪) | 5〜20%高い | 基準 |
| 必要な土地(建ぺい率60%) | 50坪 | 25坪 |
| 土地代(藍住町の場合) | 約1,005万円 | 約503万円 |
| 階段・2階の廊下 | 不要(その分居室に使える) | 必要 |
| 将来のメンテナンス | 足場が簡易で済む場合がある | 足場代がかかる |
土地をすでにお持ちで、それが50坪以上あるなら、平屋は十分に現実的な選択肢です。 逆に土地から探す場合は、平屋にこだわると候補が一気に減ることがあります。
なお平屋には、階段がないぶん将来のバリアフリー対応がしやすい、構造的に安定しやすい、メンテナンス時の足場が組みやすいといった、金額に表れにくいメリットもあります。
チケンホームで実際に建てた平屋の例です。
平屋が向いているかどうかについては、徳島で平屋は本当に向いている?でも詳しく解説しています。
よくある質問
Q. 平屋は何坪から建てられますか?
A. 20坪程度から可能です。ただし坪数が小さいほど坪単価は上がる傾向があります。屋根や基礎、水回りといった「面積が小さくても必要なもの」の割合が高くなるためです。
Q. 土地が狭くても平屋は建てられますか?
A. 建ぺい率の範囲内であれば建てられますが、延床面積が制限されます。たとえば建ぺい率60%の30坪の土地なら、平屋の延床は18坪までです。まず土地の建ぺい率を確認することをおすすめします。
Q. 平屋のほうが固定資産税は安くなりますか?
A. 一概には言えません。建物の評価は延床面積と仕様で決まるため平屋だから安いということはなく、むしろ土地が広いぶん土地の固定資産税は高くなる傾向があります。
Q. 平屋は防犯面で不安ではありませんか?
A. すべての窓が地上階になるため、窓の配置や防犯ガラス、シャッターなどで対策します。設計段階で道路や隣地からの視線を整理しておくことが有効です。
Q. 徳島で平屋を建てるのに向いているエリアはありますか?
A. 土地の広さと価格のバランスから、藍住町・北島町・松茂町・板野町といった徳島市周辺のエリアは検討しやすい傾向があります。ただし通勤や学区の条件次第なので、優先順位を整理したうえでご相談ください。
費用の全体像と、土地の選び方
平屋に限らず、注文住宅の費用は建物・土地・諸費用の3つで決まります。全体像は徳島で注文住宅を建てるなら|費用・流れ・会社選びの総まとめに整理しています。土地選びは徳島・香川で土地探しをする前に知っておきたいポイント、外観の決め方は平屋の外観は屋根で決まるもあわせてご覧ください。
平屋のご相談もお気軽に
チケンホームは1971年の創業以来、徳島・香川・淡路島で約1,800棟(2026年3月現在)の住まいを手がけてまいりました。
平屋・2階建て・3階建て・屋上庭園付きまで、間取り集を持たないフルオーダーでご提案しています。自社工場でパネルを生産しているため、ミリ単位の設計調整が可能です。
「この土地で平屋が建つのか知りたい」という段階でも構いません。むしろその段階のほうが、選択肢を広くご提案できます。
実際の建築事例も見る
チケンホームでは、徳島・香川の気候や暮らし方に合わせた住まいづくりを行っています。
実際の建築事例もぜひご覧ください。
まとめ
- ・平屋の着工は10年で約1.6倍。専用住宅の15.4%が平屋になっている
- ・同じ延床面積なら、平屋は2階建てより概ね5〜20%高い(屋根と基礎が2倍になるため)
- ・必要な土地の広さ=延床面積÷建ぺい率。 30坪の平屋には建ぺい率60%で50坪が必要
- ・徳島市と松茂町では、同条件の土地代が900万円以上変わる
- ・建築費は「形を四角に」「水回りを集める」「窓を絞る」「屋根をシンプルに」で抑えられる
平屋の費用は、建物より土地で決まると言っても言い過ぎではありません。エリアの選択が総額を大きく左右します。

この記事の監修者
株式会社地建 代表取締役 阿部 美樹生
二級建築士・宅地建物取引士・既存住宅状況調査技術者




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