住宅知見 house blog

木造枠組壁工法(ツーバイ工法)について

2023.01.14
お住まいに関するミニ知識

優れた耐久技術「2×4(ツーバイフォー)工法」

線で構成された日本従来の軸組工法に比べて、面で支える「2×4(ツーバイフォー)工法」は6つの面で外力を吸収し、分散させることで、高い耐震性を誇ります。
そして、2×4材より壁厚が1.6倍の2×6材を使用する「2×6工法」にすると、強度や耐震性をさらに高めることができます。
さらに2×4工法は耐久性も非常に高く、同工法で建築された有名な建物に「札幌市時計台」があります。
140年以上経った現在も、主要構造体は当時のまま。
また、神戸市にある登録有形文化財の西洋館「冨永家住宅」は、100年経った現在も住居として使用されており、2×4工法の強さを実証しています。

ツーバイ工法ってどんな構造?

ツーバイ工法は使用する角材の大きさによって、呼び方が変わります。
ツーバイフォー(2インチ×4インチ)、ツーバイシックス(2インチ×6インチ)、ツーバイエイト(2インチ×8インチ)、ツーバイテン(2インチ×10インチ)…といった工法があります。

『枠組壁工法』とも言われるように、この均一サイズの角材と合板を接合して、柱や梁の代わりに壁、床、天井、屋根部分を構成し、それらを組み合わせて箱状の空間をつくっていきます。
六面体構造のツーバイ工法は、地震や台風などの外力を1点に集中させず、バランスよく分散させて建物の変形や崩壊を防ぎます。
さらに気密性も高く、優れた耐火性、省エネルギー性、遮音性などを備えています。
チケンホームでは、耐震性や快適な住み心地を実現するために、「ツーバイ工法」を推奨していますが、さらに、揺れを吸収する制振ダンパーを使用することで、+αの安心を提供できます。

ツーバイフォー(2×4)とツーバイシックス(2×6)

チケンホームでは、2×4(ツーバイフォー)と2×6(ツーバイシックス)の2種類を取り扱っています。
2×4工法(枠組壁工法)は38㎜×89㎜の木材で構成されたたフレームに合板を打ちつけたパネルを壁として使います。
壁内の寸法が89㎜と限られているため、断熱材が厚く入れられない事が難点でした。
断熱性能を上げ最小限のエネルギーで快適に暮らす為には、壁をもっと厚くして断熱材を沢山入れる事がポイントとなります。
壁や床の枠材を2×4材から2×6材(38㎜×140㎜)にする事で壁内の寸法は約1.6倍となります。
より厚い断熱材を入れることができるので、断熱性能を格段に向上させる事ができます。
また壁や床を厚くすることで、断熱性能の他にも耐震性能や遮音性能も大きく向上させることができ、より快適に安心して暮らせる家になります。

自社工場のパネル生産で、強度と自由を思いのままに

使用する専用の規格パネルは、一般的な木材よりも高価です。
チケンホームでは、少しでもお客さまの負担を軽くしたいという想いで、1999年に自社工場を作り、パネル生産をスタートしました。
間取りの自由がきかないと思われがちであるツーバイ工法でも、自社工場のメリットを活かし細やかなサイズ調整が可能になり、よりお客さまの要望に応えることができるようになりました。

開放的なリビングは和室と繋がっており家族のくつろぎスペースです

様々な改良を行うことで、数ある工法の中から自信を持ってツーバイ工法をお勧めさせて頂きます。
チケンホームなら、ご希望の間取りでも安心・安全な暮らしが実現できます!

プラン作成からお見積もりまで無料相談いたしておりますのでお気軽にご相談くださいませ